先日、お客さまと話していて、「屋久島って意外と近いんですね」と驚かれました。
皆さん、奄美大島とか沖縄のようにかなり離れた場所というイメージをお持ちかもしれません。
でも、実際は、鹿児島からすごく近いんです。
種子島の隣といえばイメージできますでしょうか?
ただ、近いと言っても、「屋久島への行き方」って案外よくわからないそうなんです。
そこで、今回は、「屋久島への行き方」について、簡単にまとめてみました。
屋久島への行き方
まず、屋久島までの距離なんですが、鹿児島県の最南端、大隅半島の先端から約60キロ、鹿児島市内からでも約130キロと、意外と近いところにあります。
主な行き方は、飛行機か船になります。
船は高速船とフェリーの2種類があり、フェリーを利用すればマイカーで上陸することも可能です。
飛行機も船も、基本的には鹿児島市内から行く形になりますが、飛行機に関しては、大阪伊丹空港と福岡空港からの直行便もあります。
それぞれの行き方については、個別に説明します。
その前に…
屋久島のどこに到着するの?
屋久島は、円形に近い形をした島で、周囲は約130キロあります。
島外から来る船が到着する港は、北部にある宮之浦と、東部にある安房の二カ所にあり、その中間ぐらい、島の北東部に屋久島空港があります。
宮之浦港と空港は、車で約20分、空港と安房港は車で約15分ぐらいの距離になります。
フェリーは、宮之浦港のみ、高速船は、便によって宮之浦港か安房港に到着します。
宮之浦は、屋久島で最も人口の多い集落で、観光名所・白谷雲水峡への玄関口としても有名です。
また、大型のクルーズ船なども就航しています。
一方、安房は、屋久島第2の集落。
緑豊かな町で、屋久島のさまざまな観光地へのアクセスに便利な場所です。
※ひめしゃらの宿・やまざくらの宿は、安房にあります。
鹿児島から飛行機

それでは、ここから具体的な行き方について説明していきます。
まずは、飛行機を使って屋久島に行く方法です。
残念ながら、現在屋久島へは、日本主要都市からの直行便はほとんどありません。
※直行便があるのは後述する、福岡空港と伊丹空港だけです。
羽田空港などからの直行便は無いため、基本的には、鹿児島空港で乗り換える形になります。
※現在、屋久島空港の拡張計画が進められています。拡張することでジェット機が止まることができれば、羽田からの直行便なども期待できるかもしれません。
鹿児島空港から屋久島空港までは、約40分。
飛び立ったと思ったら、もう下降する…ぐらい早く到着します。
鹿児島空港と屋久島空港間の便数は比較的多く、1日5~6便あります。
ただ、使用される機材は、小型のターボプロップ機(プロペラ機)で、座席数が42席と72席の2種類です。
観光シーズンなどは、すぐに満席になってしまうので、注意が必要です。
※乗り継ぎの際、機内持ち込みの荷物サイズが、ジェット機よりも一回り小さいので、そこも要注意です。
費用は、時期(観光シーズンや連休中など)や早期割引などになって、かなり上下しますが、片道1.2万円~2.5万円ぐらいになります。
基本的には、費用面では一番高い交通手段ですが、その分、早く屋久島に到着します。
※早割などを駆使すると、高速船より安くなるケースもあります。
なお、鹿児島空港は、待合室も広く、お店やレストランなども充実していますので、乗り継ぎなどにも便利な空港ですよ。
福岡・伊丹からも直行便
飛行機に関して言えば、一日、一往復ずつですが、福岡県の福岡空港、大阪府の伊丹空港からも直行便が屋久島空港まで来ています。
福岡空港から屋久島までは、所要時間は約75分。費用は、片道1.5万~3万円前後します。
伊丹空港からは、所要時間約2時間。片道2万~4万円前後です。
どちらも、座席数が42席の小型ターボプロップ機(プロペラ機)ですので、利用する場合は、早目の予約がお勧めです。
鹿児島から船

次は、船を使った屋久島への行き方を見て行きましょう。
鹿児島市から屋久島へは、高速船(ジェットフォイル)とフェリーの2種類の船が就航しています。
また、フェリーも2種類あり、それぞれ所要時間や料金が異なります。
個別に見て行きましょう。
高速船(ジェットフォイル)で屋久島へ
鹿児島本港南埠頭から高速船(ジェットフォイル)トッピー・ロケットが出ています。
この路線は、元々、2つの運航会社がそれぞれ「トッピー」号と「ロケット」号を運航していたのですが、これが1つに統合。
そのまま、「トッピー」号3隻と「ロケット」号3隻が使用されています。
ちなみに、トッピーとは飛び魚のこと。
ロケットは、屋久島の隣「種子島」の種子島宇宙センターに由来する名前だそうです。
このトッピー・ロケットは、鹿児島本港と、屋久島の2つの港(宮之浦港、安房港)、種子島の西之表港を結んでいます。
屋久島への直行便もあれば、西之表港経由の便もあります。
便数も多いので、目的や時間に合わせて使い分けると良いでしょう。
なお、所要時間ですが、直行便の場合、鹿児島本港と屋久島・宮之浦港は最速110分、安房港は最速120分となっています。
費用は、おおよそ片道1.4万円ですが、早割や往復割などもあります。
自家用車利用&最安はフェリー
自家用車で屋久島へ行きたい方はフェリー一択です。
また、最も安く屋久島へ行く方法もフェリーになります。
フェリーは、鹿児島本港から屋久島・宮之浦港へ行く「フェリー屋久島2」と、谷山港から屋久島・宮之浦港へ行く「フェリーはいびすかす」があります。
※港湾設備の関係で、フェリーは宮之浦港にしか入港できないそうです。
「フェリー屋久島2」は、1日1往復あり、約4時間で到着します。
費用は、旅客運賃が片道6,500円と、飛行機や高速船に比べて格安です。
「フェリーはいびすかす」は、貨物輸送がメインのフェリーですが、乗客も乗ることができます。
※あくまでも貨物のついでといった感じです。
ただ、運航形態がかなり特殊で、夕方、鹿児島・谷山港を出てからまずは、種子島へ行き、そこで一泊。
翌朝、宮之浦港に入港します。
その後、すぐに宮之浦港を出港。
種子島を経由して谷山港に午後に戻るという運航スケジュールです。
2日間で1往復というタイミングになり、少し使いづらいかもしれません。
※日曜日はお休み。
ただ、旅客運賃が片道4,000円弱と最安値。
しかも、宮之浦港へは朝の7時に到着するので、朝から観光したい方には便利かもしれません。
なお、鹿児島本港は、鹿児島中央駅などからバスで20分ほど。
鹿児島の繁華街・天文館から徒歩20分ほどと、アクセスは便利です。
一方、谷山港は、鹿児島市街から南に10キロほどと結構離れており、シャトルバスはあるのですが、便数が少ないので、やや不便かもしれません。
屋久島へ行くときの注意点

以上、飛行機と船の2種類の行き方を見てきましたが、交通に関して、屋久島へ行く場合の注意点を書かせていただきます。
欠航には要注意
まず何よりも注意しなければならないのは、交通機関の「欠航」です。
飛行機にしても、船にしても、屋久島への交通機関は「欠航」が多いので要注意。
屋久島は「雨」が多いことで有名ですが、悪天候での「欠航」が多いことでも有名です。
鹿児島市内側で足止めされても、ホテルを用意したり、最悪、帰ってしまう…という手段がありますが、屋久島側で足止めされた場合、島を出ることができません。
屋久島から帰る日に関しては、翌日などに重要な予定を入れないなど、少し余裕を持ったスケジューリングをお勧めします。
なお、体感ですが、飛行機>高速船>フェリーの順番で欠航しずらい感じです。
※天候によっては、飛行機と高速船が逆転することもあります。
屋久島のレンタカー事情
屋久島の島内主要部には、路線バスも運行していますが、本数が少なく、営業時間も短くなっています。
(夕方の終バスがかなり早いです)
西部林道などを自由に観光するためには、レンタカーの利用がお勧めなんですが、これがかなり難関です。
屋久島島内には、レンタカー会社がいくつかありますが、台数そのものが少なく、繁忙期(特にゴールデンウィークや夏休み)には、すぐに予約が埋まってしまいます。
レンタカーを使用したい場合は、屋久島行きを決めたら、何はともかく、まずはレンタカーを抑えると良いでしょう。
※この前、レンタカー会社の方に聞いたら、ゴールデンウイークなどは、1年前から予約が入るそうです。
屋久島への行き方・比較表
| 項目 | 飛行機 | 高速船 | 屋久島2 | はいびすかす |
|---|---|---|---|---|
| 種類 | ターボプロップ機 | ジェットフォイル | フェリー | フェリー |
| 費用 | 1.2万円~2.5万円 | 約1.4万円 | 0.65万円 | 0.39万円 |
| 所要時間 | 約40分 | 宮之浦・約110分 安房・約120分 | 約4時間 | 鹿児島→屋久島便は一晩 |
| 鹿児島市側 | 鹿児島空港 | 鹿児島本港 | 鹿児島本港 | 谷山港 |
| 屋久島側 | 屋久島空港 | 宮之浦港 安房港 | 宮之浦港 | 宮之浦港 |
| メリット | ・便数が多く便利 ・所要時間が短い ・国内の主要空港からの乗り継ぎに便利 | ・便数が多く便利 ・所要時間はフェリーよりも短い ・宮之浦港と安房港の2つの港を選択できる | ・料金が安い ・高速船よりも揺れない(船酔いしずらい) ・マイカーで屋久島に行ける | ・料金は最安 ・高速船よりも揺れない(船酔いしずらい) ・マイカーで屋久島に行ける ・朝早く屋久島に到着する |
| デメリット | ・費用が高い ・座席数が少ないので欠航時の代替が難しい | ・天候の影響を受けやすく欠航や遅延が起きやすい ・運行中は着席が必要 ・人によっては船酔いしやすい | ・天候の影響を受けやすく欠航や遅延が起きやすい ・便数が一日1便 ・所要時間が長い | ・天候の影響を受けやすく欠航や遅延が起きやすい ・2日で1便と便数が少ない ・屋久島行は種子島で一泊 |
以上、今回は、屋久島への行き方について整理してみました。
ご予算、プラン内容などに合わせて、飛行機、高速船、フェリーを柔軟に活用してくださいね。
ただ、途中でも書きましたが、「悪天候による欠航」だけは要注意です。
晴れていても風が強ければ欠航になることもあります。
屋久島へのご旅行は余裕を持ったプランニングがお勧めです。(特に帰り…)


