屋久島・縄文杉トレッキングに挑戦!行き帰りをレポートします

屋久島・縄文杉トレッキングに挑戦!行き帰りをレポートします

皆さんこんにちは!「屋久島ひめしゃらの宿」&「安房やまざくらの宿」Webスタッフです。

屋久島の観光名所といえば、いろいろありますが、最も有名なのは「縄文杉」ですよね。
でも、その「縄文杉」…簡単に見に行くことはできません。
行くなら、かなりの覚悟と準備が必要です。

実は、屋久島の地元の人にも、行ったことが無い人がけっこういるという…。

という訳で、今回は、実際に「縄文杉」を見に行った縄文杉トレッキングの様子をレポートをしますね。
(2025年4月27日に行ってきました)

目次

縄文杉とは?

屋久島を象徴する巨木・縄文杉

屋久島に自生する杉の中で、樹齢1000年を超えるものが屋久杉と呼ばれます。
その屋久杉の中でも、確認されている中で、最大の杉が「縄文杉」です。

樹齢に関しては2000年~7000年と幅広い説があり、3000年前後と見るのが、一般的。
いずれにしても、とんでもない時間を今まで生きてきた杉といえます。

そして、この「縄文杉」…簡単には見学できません。
荒川登山口というところから、約8.5キロのトロッコ道と、2.5キロの登山道と、片道約11キロ、往復22キロを歩かないと見られないのです。

屋久島でも最もハードルが高い観光スポットかもしれません。

日の出前に宿を出発

縄文杉へ行くには、安房に前泊するのがお勧めです。
この時も、安房に前泊。
朝3:30に起床しました。

登山口から縄文杉のコースは往復22キロ。
一般的な所要時間は、10時間前後とされています。
帰りのバスを考えると、宿を日の出前に出発する必要があります。

今回は、友人と3人で挑戦。
レンタカーで向かいます。

朝・昼のお弁当を購入

あさひ弁当さんで朝食を購入

朝4:00 あさひ弁当さんに到着。
朝食と昼食用に2食分を購入。
前日に予約しておいたお弁当を引き取ります。
※屋久島には、トレッキングや登山のお客さん用に、暗いうちからお弁当を販売しているお店がいくつかあります。宿によっては、用意してくれるところもあるので、利用するのがお勧めです。

5:00前に、屋久杉自然館に到着。
縄文杉トレッキングのスタート地点、荒川登山口までは、ここからバスになります。

屋久杉自然館の駐車場にレンタカーを駐車し、荒川登山バスの往復きっぷを購入。
荒川登山バスの始発便は5:00ですが、すでに売り切れ。
次の5:20に乗ることに。

バスまでの時間に、先ほど購入したお弁当を食べます。

お弁当は竹の皮で包まれていました

お弁当は竹の皮で包まれていました。
こういうの良いですよね。

おにぎり2つとおかずのセット

中身はこんな感じです。
おにぎりが2つと、おかずがセットになっています。
お昼用にも同じものを購入しました。

なお、今回はレンタカーで行きましたが、屋久杉自然館までは、安房や宮之浦から来る早朝の路線バスもあります。

縄文杉トレッキングに出発!

屋久杉自然館から、荒川登山バスで約35分。
縄文杉トレッキングのスタート地点、荒川登山口に到着。

バスの途中で空は明るくなり、荒川登山口に到着したころには、この通り。

そして、6:00頃。
縄文杉を目指して、出発します!

全長11キロのトレッキングコースの内、前半戦の8.5キロは、トロッコ道になっています。

このトロッコ道は、かつて伐採した杉の運搬用に作られたもの。
実は、今でもトロッコが走ることができるらしいです。
観光トロッコとか、走らせてくれると良いのに…。

縄文杉トレッキングの大半は、このトロッコ道。
ほとんど平坦で、レールの間に板が渡してあるので、かなり歩きやすいです。

約8.5キロと距離はありますが、かなり楽に歩けますよ。

朝日が昇る

橋を渡る_縄文杉トレッキング

歩き始めてすぐに橋を渡ります。
トロッコ道は、安房川にそって進む道。
けっこう、橋が多いです。

ちょうど、橋の上から見える山肌に朝日が。
実に綺麗。

山肌に朝日が射す_縄文杉トレッキング
山肌に朝日が射す_縄文杉トレッキング

トンネルを抜けると、川を挟んだ向こう側から、日差しが。

トレッキング客がけっこう多く、道はなかなか混んでいます。
ただ、後で知ったのですが、この日は、これでもトレッキング客が少ない方だったらしく、かなりスムーズに進めました。

道は、しばらく安房川にそって進みます。

山肌から朝日が射す_縄文杉トレッキング

小杉谷・石塚集落跡

小杉谷橋を渡る_縄文杉トレッキング

スタートして約40分。
6:37、安房川にかかる小杉谷橋を渡る。

この橋を渡った先に、小杉谷・石塚集落の跡があります。
石塚集落は、1923年(大正12年)に、屋久島国有林の伐採拠点として誕生。
1970年(昭和45年)に廃村となった村です。

最盛期の1960年代には、500人以上の村民が生活し、小中一貫校だった学校には、150人を越える村の子供が通っていたとのこと。

小杉谷・石塚集落跡_縄文杉トレッキング

ここが学校の跡らしい。
なかなか、賑やかなところだったのでしょうね。

せっかくなので、集落跡を少し行ったところで、安房川のほとりへ。
とても綺麗で心地よい川だ。

安房川のほとりへ_縄文杉トレッキング

対岸に、なかなか大きな樹が。

安房川の対岸に巨木が_縄文杉トレッキング

トロッコ道を進むにつれ、徐々に大きな樹が見られるように。
凄いなぁ。

徐々に増える巨木_縄文杉トレッキング

道は登山道に…ここからが本番

大株歩道入口_縄文杉トレッキングの本番はここから

8:24
歩きだしてから、約二時間半。
ついに、大株歩道入口に到達。
歩きやすかったトロッコ道と別れ、登山道に。

ここまでのトロッコ道は、かなり歩きやすく、約8.5キロとはいえ、楽な道のりでした。
登山というよりは、ハイキング感覚です。
でも、ここから先がかなりキツイ。

道は険しく、アップダウンを繰り返します。
単純に上るとかではなく、このアップダウンがけっこうキツイ。

しかも、木製の階段が多く設置されているのですが、これが、たまたま私の歩幅に合わず、かなり歩きづらかったです。
進むペースはガタっと落ち、体力をどんどん削られる…。

道は整備されているがアップダウンがキツイ_縄文杉トレッキング

翁杉の脇を抜ける

翁杉_縄文杉トレッキング

8:50
翁杉に到着。

2010年に倒壊してしまったそうですが、縄文杉についで2番に大きかった屋久杉だったそうです。
推定樹齢は2000年。
ただ、内部はすでに腐って空洞化していたらしく、突然の倒壊もそれが原因だったと言われています。

ちなみに、屋久島には、まだまだ未知の場所が多いそうです。
縄文杉レベルの巨木が、人知れず、立っているかもしれません…。

ハート形の切り株?

ウィルソン株_見学者が列を作る

9:00
有名なウィルソン株に到着。
周囲約14mと、確認されている中では、屋久島最大の切り株だそう。
中が空洞になっていて入れます。

ウィルソン株の中に入るために、ちょっと列ができています。
これは、中から撮影すると、ハート型に見えるから。
せっかくなので、並んで写真も撮りました。
ハート形に見えるかな?

ハート型に見える?ウィルソン株を内側から撮影

ちなみに、ウィルソン株は、自然災害で倒壊したとかではなく、伐採されたらしいです。
伐採された時点で、推定樹齢3000年。
ちょっともったいない気もします。

なお、伐採された理由は、一説には豊臣秀吉に献上するためだったとか。
京都大仏として知られた、京都の方広寺の大仏殿の建設に使われたと言われています。
ただ、証拠が無いので、単なる伝説かもしれませんが…。

ここまで来るのに荒川登山口から約3時間。
縄文杉までは、もう一息ですね。

大王杉を過ぎれば縄文杉はすぐそこ

大王杉_縄文杉トレッキング

ウィルソン株から、さらに進むこと小一時間。
相変わらずアップダウンがキツイですが、着実に進んでいます。

9:54
スタートから4時間弱。
大王杉に到着。
ここまで来れば、縄文杉はすぐ目の前。

大王杉_なかなかの迫力です_縄文杉トレッキング

近くを行く登山客を案内するガイドの声が耳に入る。
今日は、空いていてラッキーとのこと。
何でも、前日は、15分待ちとかあったらしい。

この登山道は、下山する人優先。
登りの人は、下山する人を脇にそれて待ちます。

それがつまり、15分待ちだったという訳ですね。
日によっては、そんなに混むのか!
この日は、ほとんど待たされることもなく、スムーズに行けました。
ラッキー。

ついに見えた縄文杉

縄文杉_風格が他の屋久杉とは全く違う

そして、歩くこと約4時間30分。
ついに、縄文杉に到着。

昔は、近くまで行けて、幹に抱き着くことができたらしいですが、今は保全のため、10数m離れたところから見学するだけです。

それでも、凄い迫力。
ここまで見てきた大木たちが、子供に見えてしまう。

実は、ここに来る途中、巨木を何本も見て、見るたびに感嘆しました。
ただ、帰りはぜんぜん気にならなくなりますよ…と言われて、そんなこと無いよな…と思ったのですが…。

なるほど、縄文杉を見たら、確かに他の巨木も存在感が薄いなぁ…。
他の巨木が気にならなくなる訳だ。

縄文杉

しばし、縄文杉に圧倒され…
ただ、後からどんどん登山客が来ますので、適当なところで切り上げて、下山します。

ここまでと同じ距離を戻ると思うと、ちょっと怖くなりますが…。

魚の顔に見える樹?

魚の顔に見える樹_縄文杉トレッキング

11:00過ぎ
魚の顔に見える樹の前を通り過ぎる。
行きは団体客がいたので、近くで見られず。
帰り道では、しっかり見学。
本当に、魚の顔っぽい。

広場のようになった、比較的広いスペースでお昼。
メニューは、朝と一緒。
でも、疲れ切った身体にはありがたい。
疲れすぎていたのか、写真を撮り忘れた…。

12:00過ぎ
再び、ウィルソン株に。
今度は、切り株の上の方から撮影。
良い感じで、苔むしている。

上から見たウィルソン株_縄文杉トレッキング

帰りのトロッコ道は苦行?

トロッコ道を帰る_縄文杉トレッキング

12:40頃
大株歩道から再びトロッコ道に。
ここからは、歩きやすいトロッコ道ですが、約8.5キロか…。
大株歩道の往復5キロの登山道で、かなり体力を削られ、帰りの道がキツイ…。

行きのトロッコ道は景色を楽しむ余裕があったのですが、帰りは全く余裕なし。
ひたすら、前に前に進むのみ。
行きに、楽な道と書きましたが、帰りは苦行ですね…。
やっぱり、トロッコで運搬して欲しい…。

そして、歩くこと約2時間。
とうとう、荒川登山口に到着。

道の上に大の字に転がる。
疲れた…とても疲れた。

時間は14:30。
往復22キロを8時間半。
一般的には、10時間前後のコースと言われているので、けっこう良いペースだったのかも。

にしても、帰りのトロッコ道がキツかった…。

15:00
屋久杉自然館行きのバスに乗る。
今日は、よく眠れそうだ。

やっぱり簡単ではない縄文杉トレッキング

今回は、実際に縄文杉を見に行った模様をレポートしてみました。

実際に行ったのは、2025年4月末。
天気にも恵まれ、トレッキング客も割と少なく、スムーズに歩けました。

ただ、屋久島は雨が多く、雨への備えは重要です。
また、雨量が多ければ、トロッコ道はともかく、その先の大株歩道は、かなり危険です。
途中で引き返すことも考えないといけないでしょう。

私たちは8時間半で往復できましたが、一般的には10時間ほど。
余裕を持って12時間ぐらいは見ておいた方が良いかもしれません。

荒川登山口から戻るバスは、17:45で終バス。
屋久杉自然館でバスを乗り継ぐ場合は17:00が最終です。
時間までに戻れそうになかったら、途中で諦めて引き返すといった判断も必要かもしれません。

いずれにせよ、縄文杉トレッキングに出かける場合は、事前の情報収集と十分な準備を忘れすに。

行くのは大変ですが、「縄文杉」一見の価値はあると思いますよ。

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この記事を書いた人

「屋久島ひめしゃらの宿」&「安房やまざくらの宿」のWebスタッフです。
お宿や周辺のお店などの情報、屋久島の観光スポットの紹介など、屋久島への旅に関するお役立ち情報を発信していきます!よろしくお願いいたします。

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